入日なす(読み)いりひなす

精選版 日本国語大辞典 「入日なす」の意味・読み・例文・類語

いりひ‐なす【入日なす】

(「なす」は接尾語) 入り日のように、の意で、入り日が隠れてゆくところから、人の死をいう「隠る」にかかる。
万葉(8C後)三・四六六「うつせみの 借れる身なれば 露霜の 消(け)ぬるがごとく あしひきの 山道をさして 入日成(いりひなす) 隠りにしかば」

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