精選版 日本国語大辞典 「其とない」の意味・読み・例文・類語
それ【其】 と ない
- ( 文語形は「それとなし」 ) はっきりそれというわけではない。取り立てていうに及ばない。遠回しだ。
- [初出の実例]「それとなき夕べの雲にまじりなばあはれたれかはわきてながめん」(出典:待賢門院堀河集(1145‐46頃))
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...