兼参(読み)けんざん

精選版 日本国語大辞典 「兼参」の意味・読み・例文・類語

けん‐ざん【兼参】

  1. 〘 名詞 〙 両方に出仕すること。二か所につとめること。
    1. [初出の実例]「抑朝敵頼政法師に同心せむとやおもふ。又これにも兼参の物ぞかし。先途後栄を存じて、当家に奉公いたさんとやおもふ。ありのままに申せ」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android