兼約(読み)ケンヤク

デジタル大辞泉 「兼約」の意味・読み・例文・類語

けん‐やく【兼約】

かねてから約束しておくこと。また、その約束。前約。
「かさねての参会を―すべし」〈色道大鏡・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「兼約」の意味・読み・例文・類語

けん‐やく【兼約】

  1. 〘 名詞 〙 前もって約束しておくこと。また、その約束。前約。
    1. [初出の実例]「勧修寺参仕之時、先門主大王於慈尊院御対面。依御兼約下此御記、蒙恩免了」(出典:東寺金剛蔵聖教目録)
    2. 「其ほどに太鼓に命じて、かさねての参会を兼約(ケンヤク)すべし」(出典:評判記・色道大鏡(1678)二)

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