冷つく(読み)ヒヤツク

デジタル大辞泉 「冷つく」の意味・読み・例文・類語

ひや‐つ・く【冷(や)つく】

[動カ五(四)]ひんやりする。冷たく感じられる。
「此の―・く夜を何を考えて居たのであるか」〈木下尚江良人の自白

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冷つく」の意味・読み・例文・類語

ひや‐つ・く【冷つく】

〘自カ五(四)〙 (「つく」は接尾語)
① ひんやりした状態になる。つめたく感ずる。
※俳諧・犬子集(1633)九「目にみぬ事ぞ聞て驚く ひやつくは秋のしるしか風の音〈重頼〉」
② びくびくする。おじけづく。
人情本・恩愛二葉草(1834)二「漫に冷(ヒヤ)つく身柱もと」

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