出息の入るを待つべからず(読み)いずるいきのいるをまつべからず

精選版 日本国語大辞典 の解説

いずる【出】 息(いき)の入(い)るを待(ま)つべからず

一呼吸する、きわめて短い時間も、人の命はどうなるかわからない。人生のはかなさをたとえる語。
※平松家本平家(13C前)一「出つる息(イキ)の入をも不待、蜻蛉電光よりも猶墓無(はかな)し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android