利波郷(読み)となみごう

日本歴史地名大系 「利波郷」の解説

利波郷
となみごう

和名抄」諸本は訓を欠く。天平一七年(七四五)頃の優婆塞貢進文(正倉院丹裏古文書)に「財部牛甘年廿」とあり、「右、越後国石船郡津波郷戸主財部志奈布戸口」とみえる。「大日本史国郡志」は「按利恐瀬字之訛、今瀬波村、在石船北、蓋是」と記す。「日本地理志料」は「越後野志」によりその地不明としながら、一説には利波は「刺波」の誤りで「志婆」と読み、のち転じて郡名が瀬波(せば)郡となったとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む