越後野志(読み)えちごやし

日本歴史地名大系 「越後野志」の解説

越後野志
えちごやし

二〇巻・外集二七巻 小田島允武(彦四郎)

成立 文化一二

写本 新潟県立図書館・内閣文庫・西尾市立図書館ほか

解説 越後の代表的な地誌。著者は蒲原郡水原町文人。巻一―五は国郡郷庄の考察から始まり、文政八年まで編年略記。巻六以下は山川・歌名所・社寺旧跡・港・駅路・六斎市・器物・奇事・人倫などに及ぶ。外集は動植物名称分布形状産地・用途などを記し、越後の博物天産誌である。

活字本 本編は越後野志刊行会版(昭和一一年刊)、外集は新潟県郷土叢書二(昭和五二年刊)・一二(未刊)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android