前置層(読み)ぜんちそう(その他表記)foreset bed

最新 地学事典 「前置層」の解説

ぜんちそう
前置層

foreset bed

三角州の前置斜面上に急傾斜して形成された堆積物前面層,前庭層とも。主に砂礫などの粗粒堆積物からなる。三角州の前進に伴って堆積場が移動するので,比較的厚さの薄い頂置層と底置層に挟まれて厚く分布することが多い。

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参照項目:三角州

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岩石学辞典 「前置層」の解説

前置層

三角州を構成する堆積物で海または湖に向かって成長する急斜面を前置面と呼び,前置面を形成する堆積物を前置層という[木村ほか : 1973].三角州,砂丘砂州漣波などの前の傾斜面に転がり落ちた堆積物が集まった傾斜層[Barrell : 1912, Pettijohn & Poter : 1964].

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世界大百科事典(旧版)内の前置層の言及

【三角州】より

…これは,河口から押し出された粒子が静水中で安息角をとって堆積するためで,次々と運搬されてくる粗粒堆積物はその前面へ付加するように堆積しつづける。この斜面が三角州の前縁にあたっており,斜面を前置斜面,堆積物を前置層(堆積物)とよんでいる(図1)。これに対して,細粒堆積物(シルトや粘土)は沖合で拡散し,前置斜面の前方にゆっくりと堆積して底置層とよばれる地層を形成する。…

※「前置層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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