岩石学辞典 「剥離面線構造」の解説 剥離面線構造 砂岩に見られる構造で,平行な葉理をもち,流れの方向に粒の長軸が配列する傾向のあるもの.層理面上の溝と頂部とのわずかな凹凸が見られるものをparting-plane lineation[McBride & Yeakel : 1963]といい,平行な小さな階段状の段さが葉理を横切っているものをparting-step lineation[McBride & Yeakel : 1963]という[Cloos : 1938, Stokes : 1947, McBride & Yeakel : 1963].current lineation, primary current lineationなどと同義.層理面に平行に葉理(lamina)が発達し,剥離性が発達した地層の層理面の上に見られる線状の堆積構造をいう[木村ほか : 1973].一次剥離面線構造(pit-and-mound structure)[Sokes : 1947]. 剥離面線構造 →剥離面線構造(2.6.3) 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報