勘例(読み)かんれい

精選版 日本国語大辞典 「勘例」の意味・読み・例文・類語

かん‐れい【勘例】

  1. 〘 名詞 〙 古い例を調べ、考えること。
    1. [初出の実例]「如官外記勘例者、両三夜御逗留有其例之上者」(出典:園太暦‐貞和元年(1345)七月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の勘例の言及

【勘文】より

…〈勘〉はかんがえるの意。勘状,勘注あるいは注進状ともいい,先例を上申したものは勘例ともいう。勘文の内容はきわめて多種類にわたるが,おおむね朝廷の諸事は太政官の外記と史が,日時・方角については陰陽道,日・月食の時刻は暦・算・宿曜道の諸家が,改元の年号は儒家が,犯罪人の量刑については法家が勘申した。…

※「勘例」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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