匂ぬ花(読み)におわぬはな

精選版 日本国語大辞典 「匂ぬ花」の意味・読み・例文・類語

におわ【匂】 ぬ 花(はな)

  1. ( 香りのない花の意から ) 雪の異称
    1. [初出の実例]「夜もすがらふりつむ雪の朝ぼらけ匂はぬ花を梢にぞ見る〈源師重〉」(出典:新後撰和歌集(1303)冬・五〇七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む