化学的原子量(読み)かがくてきげんしりょう

精選版 日本国語大辞典 「化学的原子量」の意味・読み・例文・類語

かがくてき‐げんしりょう クヮガクテキゲンシリャウ【化学的原子量】

〘名〙 酸素原子の平均質量を一六とし、これを基準とした各原子の相対質量をいう。物理的原子量に対していう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の化学的原子量の言及

【原子量】より

…すなわち,正確に12gの12Cの中に含まれる原子の数(アボガドロ数)と同数のある元素の原子の集団(1mol)の質量をグラム単位で示した数値を,その元素の原子量と定義する。この基準が定められるまでは,天然の酸素(同位体16O,17O,18Oの混合物)の平均相対質量を16.0000とする化学的原子量と,16Oの相対質量を16.00000とする物理的原子量とが併用され,両者の比1:1.000272に起因する種々の混乱や誤りの原因を生じていたが,新基準の採用によってその混乱はまったくなくなった。新基準による原子量の従来の化学的原子量との比は1:1.000043にすぎない。…

※「化学的原子量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android