デジタル大辞泉 「一六」の意味・読み・例文・類語 いち‐ろく【一六】 1 ばくち・双六すごろくで二つの賽さいを振って、その目に一と六とが同時に出ること。2 毎月の一と六のつく日。江戸時代以後、休日・稽古けいこ日・縁日などにあてられた。一六日いちろくび。3 「一六勝負」の略。4 「一六銀行」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「一六」の意味・読み・例文・類語 いち‐ろく【一六】 〘 名詞 〙① ばくちや双六(すごろく)で、二つのさいころに一と六が同時に出ること。[初出の実例]「一六の賽や、四三賽や」(出典:催馬楽(7C後‐8C)大芹)② =いちろくび(一六日)[初出の実例]「今晩は一六で御霊(ごりゃう)さんの夜店でござりますよ」(出典:滑稽本・穴さがし心の内そと(1863‐65頃))③ =いちろくしょうぶ(一六勝負)[初出の実例]「夜の目も寝ずに一六の大勝負」(出典:浄瑠璃・歌枕棣棠花合戦(1746)二)④ ( 一と六とを合わせた数が七であるところから ) 質屋をいう俗語。〔東京語辞典(1917)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例