半跏(読み)ハンカ

精選版 日本国語大辞典 「半跏」の意味・読み・例文・類語

はん‐か【半跏】

  1. 〘 名詞 〙はんかふざ(半跏趺坐)」の略。
    1. [初出の実例]「座蒲団の上に半跏を組んだ」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の半跏の言及

【仏像】より

…しかしそれらの表現は中国の6世紀初めの作風を受けるもので,高句麗は北魏との,百済は南朝の宋との関係を歴史・地理的に想定されているが,いずれにせよ身体・服制ともに漢化された仏像が基になっている。種類・形式ともに多様な中国での様相の大部分が輸入されたと思われるが,なかでは半跏思惟(はんかしい)形の菩薩像が特殊な信仰を受けて,統一新羅時代初期まで流行した。統一新羅時代になると唐の影響が強く,像種,様式,技法などあらゆる面でその直模的な造像がおこなわれたが,一般に中国仏よりもやさしさがあり,親しみやすい表現のものが多い。…

※「半跏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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