卵を渡る(読み)タマゴヲワタル

デジタル大辞泉 「卵を渡る」の意味・読み・例文・類語

たまごわた・る

きわめて危険なことのたとえ。
「乱れて歌ふ鶏の、―・るあやうさの」〈浄・歌念仏

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精選版 日本国語大辞典 「卵を渡る」の意味・読み・例文・類語

たまご【卵】 を 渡(わた)

  1. ( 割れやすい卵の上を歩くところから ) きわめて危険なことをたとえていう。
    1. [初出の実例]「鶏のたまごをわたるあやうさの、狂女となるこそあはれなれ」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)

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