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歌念仏 ウタネンブツ

3件 の用語解説(歌念仏の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

うた‐ねんぶつ【歌念仏】

江戸時代の俗曲の一。念仏に節をつけて歌ったもので、のちに説経節などの文句を取り、鉦(かね)にあわせて歌う門付け芸となった。元禄年間(1688~1704)に流行。うたねぶつ。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

うたねんぶつ【歌念仏】

念仏に節をつけて俗謡風に歌ったもので,《人倫訓蒙図彙》(1690)によると,菅笠をつけた僧形のものが,鉦鼓(しようこ)を首にかけて門付(かどづけ)をしている姿が描かれているが,これが歌念仏である。《竹豊(ちくほう)故事》(1756)に,寛文(1661‐73)ころ歌念仏を得意とした日暮林清,林故,林達の名が見える。元禄から享保(1688‐1736)にかけて浄瑠璃風に語るようにもなった。詞章としては近松の《五十年忌歌念仏》の中にお夏清十郎の歌念仏がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

うたねんぶつ【歌念仏】

近世の門付芸の一種。元来は鉦かねなどをたたきながら念仏を歌うように唱えたところから起こり、その節で歌や浄瑠璃の詞章を歌い語る音曲になった。元禄(1688~1704)から享保(1716~1736)の頃に流行。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の歌念仏の言及

【双盤】より

…直径40~60cmほどあり木製の枠に吊って撞木(しゆもく)で打つ。仏教ではおもに浄土宗で用いられ,とくに雲版,太鼓などとともに奏する揩定(かいじよう)念仏(六字詰(ろくじづめ)念仏,歌念仏)は有名である。また民衆の中に広まった静岡県の遠州大念仏などの念仏踊でも用いられる。…

※「歌念仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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