最新 地学事典 「厚内層群」の解説
あつないそうぐん
厚内層群
Atsunai Group
北海道東部の厚内〜阿寒地域に分布する海成の下部中新統最上部〜下部鮮新統。下位の音別層群を不整合に被覆する。層区分は研究者や地域により異なるが,厚内地域では下位より時和層・オコッペ沢層・直別層・厚内層・白糠層に,阿寒地域では殿来層・知茶布(ちちやつぷ)層に区分される。オコッペ沢層下部からは厚内動物群を特徴づける貝類化石を産する。また,同部層からはデスモスチルスの臼歯を,殿来層からはデスモスチルスを含む多様な海生哺乳類化石を産することが知られている。棚井敏雄(1957)命名,卜部暁子ほか(2003)再定義。参考文献:卜部暁子ほか(2003) 地質雑,Vol.109:399
執筆者:松原 尚志
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

