厚歯二枚貝類(読み)あつばにまいがいるい(その他表記)Pachyodonta

最新 地学事典 「厚歯二枚貝類」の解説

あつばにまいがいるい
厚歯二枚貝類

pachyodonts ,rudists

異歯亜綱ヒップリテス目(Hippuritoida)に属する二枚貝類の総称。歯が一般に厚く強い。殻の形態が特異で,奇形二枚貝とも呼ばれる。殻は一般に厚い不等殻であるが,不等殻性の著しいヒップリテス亜目(Hippuritaceae,ジュラ紀後期~白亜紀)とそれほどでもないメガロドン亜目(Megalodontaceae, シルル紀中期~白亜紀前期)に区分され,前者が狭義の厚歯二枚貝類である。テチス地域やカリブ地域の礁性~石灰質浅海域に特徴的。示準化石示相化石として重要。日本では,メガロドン類が九州や四国の三宝山帯の上部三畳系石灰岩から,ヒップリテス類が宇和島地域・赤石山地・関東山地・宮古地域・北海道の白亜系から発見されている。名称はギリシア語のpachys(厚い)+odon(歯)に由来。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「厚歯二枚貝類」の意味・わかりやすい解説

厚歯二枚貝類
こうしにまいがいるい
Pachyodonta

軟体動物門二枚貝綱の一目。歯が厚くて強く,独特の殻形をもつ奇形二枚貝。一般に左殻は大きくて浅海底に固着し,右殻は上側にふた状となる。ジュラ紀から現世にわたるが,白亜紀に最も繁栄した。

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