上側(読み)ウワカワ

デジタル大辞泉 「上側」の意味・読み・例文・類語

うわ‐かわ〔うはかは〕【上側】

物の上のほうになった側。うわべ。うわっかわ
心の中などに対して、外に現れた言動態度。うわべ。うわっかわ。
[類語](1表面おもておも・おもて上面うわつら上面じょうめん界面表層/(2おもてそと外面がいめん上辺うわべ上面うわつら外観外見がいけん外見そとみ見掛け見た目皮相表層現象表向きみてくれ見栄えなりふり

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精選版 日本国語大辞典 「上側」の意味・読み・例文・類語

うわ‐かわうはかは【上側】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うわがわ」とも )
  2. 物の上層部やその表面。また、物の上の方。うわっかわ。
    1. [初出の実例]「うはかはの涌(わ)水風呂(すいぶろ)に飛上り」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))
  3. ( 比喩的に ) 外に見える部分。心の中や物事本質などに対して、表に現われる行動や態度、現象など。うわべ。うわっかわ。
    1. [初出の実例]「淵(ふかし)は、物のをくそこをきわめさぐることぞ。上(ウワ)かわをなでてとをるはわるいぞ」(出典:玉塵抄(1563)三七)

うわっ‐かわうはっかは【上側】

  1. 〘 名詞 〙 「うわかわ(上側)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「上(ウハ)っ側(カワ)へ好い奴を載せて中へ凋(かれ)っ葉なんぞが有りゃア為ないかい」(出典:落語位牌屋(1896)〈三代目柳家小さん〉)

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