原始埋蔵量(読み)げんしまいぞうりょう(英語表記)original oil in place

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原始埋蔵量」の意味・わかりやすい解説

原始埋蔵量
げんしまいぞうりょう
original oil in place

油層,ガス層内に実存している石油,ガスの総量。種々の地質データ,生産データをもとにして計算される理論値で,これに対し,経済的,技術的に採収可能な量を可採埋蔵量という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の原始埋蔵量の言及

【採油】より

…そのために岩石中における原油,水,ガスの挙動について,とくに運動学的見地から研究が進められ,発展・体系化されたのが油層工学と呼ばれる技術である。地下に存在する原油の総量を原始埋蔵量と呼び,これに対して地上に回収できる原油量を可採埋蔵量という。この可採/原始埋蔵量の比が原油の回収率である。…

【埋蔵量】より

…その計算基準はJISに規定されている。埋蔵量は原始埋蔵量(総鉱量ともいう)と可採埋蔵量(可採鉱量ともいう)とに分けられる。原始埋蔵量とは,生産が開始される以前の,発見された当初に油ガス層内に存在していた原油,天然ガスの総量をいう。…

※「原始埋蔵量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android