コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

油層 ゆそう oil reservoir

6件 の用語解説(油層の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

油層
ゆそう
oil reservoir

地層中に石油が連続相をなしてたまっている部分。多孔質や割れ目の多い地層で,きめの細かい岩石により封塞されているところにある。一般に油層に接して,比重の軽いガスが上部に,比重の重い水が下部に存在するが,油層中に混在することも多い。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ゆ‐そう【油層】

石油を含む地層。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

油層【ゆそう】

油井(ゆせい)を掘削して石油を得ることができる程度に石油を含有している地層。とくに液状の石油が連続相をなす部分をさすことが多い。地層中で形成された石油は岩石中を移動し,比較的孔隙(こうげき)の多い岩石層(油層岩)に集積し油層を形成する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ゆそう【油層 oil reservoir】

原油とガスとが共存するのが常態である地層。これに対し,ガスだけが遊離して存在するのが常態である地層をガス層gas reservoirという。主要油層は地質時代的には第三紀と中生代に属するものが多い。中東の巨大油田の油層の多くは中生代に属するので,中生代の油層に埋蔵されている油が最も多く,とくにジュラ紀および下部白亜紀が重要である。一方,日本を含む東アジア東南アジアの油層はすべて第三紀層である。この地域では中生代およびそれより古い時代の岩石は中生代末期の造山運動によって基盤岩化してしまって油層にはならない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ゆそう【油層】

石油を含む地層。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

油層
ゆそう

原油を埋蔵している地下の貯留層をいう。油層の多くは図Aに示すような馬の鞍(くら)の形をした背斜構造中にある。油は背斜構造の頂部に存在し、高い圧力の下で天然ガスを溶解している。このガスを溶解ガスという。油層の周囲には油田水がある。これを端水(はすい)という。油田水は油層の油の存在する所にもある。これを間隙(かんげき)水という。油層によっては図Bのように、頂部に遊離した天然ガスが存在することがある。この部分をガスキャップという。地下で生成した油は石油根源岩より移動し、背斜構造の頂部に集積し油層を形成するが、油層の上に堆積(たいせき)しているキャップロックあるいは帽岩とよばれる不浸透性の地層により、地表へ流出することなく数百万年以上の長い間地下に保存されている。油層の岩石は砂岩、石灰岩、凝灰岩などよりなり、岩石粒子の間隙に油が存在している。中東の大油田では石灰岩の油層から産油している例が多い。油層岩石の浸透性は油層の重要な性質である。浸透性とは流体が岩石中を流れるときの流れやすさを示す尺度である。岩石の浸透性は浸透率という係数で表され、単位はダルシーである。一般にはダルシーの1000分の1のミリダルシーを用いている。多くの油層の浸透率は数十から数百ミリダルシーであるが、中東の大油田は数ダルシー以上の油層をもつ。大油田になるには、油層規模が大きいほかに浸透率の高いことも条件の一つである。油層深度は数十メートルから5000メートル以上に及び、深度はしだいに深くなる傾向にある。[田中正三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

油層の関連キーワードマスキングコンセンサスバートガスタイン油田共存常態多型零度温度定点とがとが・し

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

油層の関連情報