去所・避所(読み)さりどころ

精選版 日本国語大辞典 「去所・避所」の意味・読み・例文・類語

さり‐どころ【去所・避所】

〘名〙
① のがれるところ。
※苔の衣(1271頃)三「かたがた罪さりどころさぶらはじと思ひ給ひて」
② 行くべき所。
御伽草子聖徳太子本地(室町時代物語集所収)(室町末)「しするといへども、ししてのさりところをさとらず」

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