取縋(読み)とりすがる

精選版 日本国語大辞典 「取縋」の意味・読み・例文・類語

とり‐すが・る【取縋】

〘自ラ五(四)〙 物や人の身体などにつかまってたよる。取りついて離れないようにする。また、人の情に訴えてたよりとする。すがりつく。また、他動詞的に用い、離れないようにつかむ。
今昔(1120頃か)二八「木の枝などを取りすがり給ひたれば、軽きにこそ有めれ」
※林葉集(1178)恋「とりすがるこひのやつこにしたはれて立とまりぬる旅衣哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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