受領は倒るる所に土を掴め(読み)ズリョウハタオルルトコロニツチヲツカメ

デジタル大辞泉 の解説

受領ずりょうたおるるところつちつか

受領は失敗しても空手からてで帰るなの意。転んでもただでは起きない。平安時代の受領の貪欲さを示したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

ずりょう【受領】 は 倒(たお)るる所(ところ)に土(つち)を掴(つか)

  1. 受領はどんな場合にも利益を得ようとせよ。転んでもただでは起きない、の意味で、平安時代の国守強欲性格を象徴したもの。じゅりょうは倒るる所に土を掴め。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android