国守(読み)コクシュ

デジタル大辞泉 「国守」の意味・読み・例文・類語

こく‐しゅ【国守】

国司長官。くにのかみ。
国主大名こくしゅだいみょう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「国守」の意味・読み・例文・類語

こく‐しゅ【国守】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国司の長官。くにのかみ。
    1. [初出の実例]「応親王任国守事。上総国常陸国上野国」(出典類聚三代格‐五・天長三年(826)九月六日)
  3. こくしゅ(国主)
    1. [初出の実例]「むかしは筑後の国守(コクシュ)に仕へし人なるが」(出典:浮世草子新可笑記(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「国守」の解説

国守
こくしゅ

国司(こくし)の長官。任国の庶政全般に絶大な権限をもち,10世紀以降の受領(ずりょう)にも継承された。官位相当は大国の従五位上以下,国の等級により差がある。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android