国守(読み)こくしゅ

精選版 日本国語大辞典 「国守」の意味・読み・例文・類語

こく‐しゅ【国守】

〘名〙
国司長官。くにのかみ。
三代格‐五・天長三年(826)九月六日「応親王任国守事。上総国常陸国上野国
浮世草子新可笑記(1688)四「むかしは筑後の国守(コクシュ)に仕へし人なるが」

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デジタル大辞泉 「国守」の意味・読み・例文・類語

こく‐しゅ【国守】

国司の長官。くにのかみ。
国主大名こくしゅだいみょう」に同じ。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「国守」の解説

国守
こくしゅ

国司(こくし)の長官。任国の庶政全般に絶大な権限をもち,10世紀以降の受領(ずりょう)にも継承された。官位相当は大国の従五位上以下,国の等級により差がある。

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