口腔内貼付剤(読み)コウクウナイチョウフザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「口腔内貼付剤」の解説

口腔内貼付剤

製品名
《トリアムシノロンアセトニド》
アフタシール(帝國製薬、大正ファーマ)
アフタッチ(帝人ファーマ)
ワプロン(救急薬品工業、テバ製薬)

 口腔粘膜に付着させて使用する、アフタ性口内炎の治療剤です。副作用として、カンジダ症などの口腔内感染症がおこることがあります。口の中の異常感に気づいたら使用を止め、医師に相談してください。また、気管支喘息発作、顔面浮腫、発疹ほっしんなどが現れることがあります。


円形の薄いフィルム状の口腔内粘膜貼付剤です。まず、病変部をガーゼなどで軽くふき取り、次に唾液だえきでぬらした指先薬剤の支持層を付着させ、薬剤層面を口腔内の患部粘膜に貼付します。


②口の中に感染症がある場合は、原則として使用できません。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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