古居新田(読み)ふるいしんでん

日本歴史地名大系 「古居新田」の解説

古居新田
ふるいしんでん

[現在地名]西尾市寺津てらづ

寺津村の西に位置する干拓新田。宝暦五年(一七五五)平坂へいさか湊庄屋七左衛門・同曾右衛門・組頭弥左衛門・同次郎助・市川彦三郎・新実八右衛門・新実半右衛門・彦十郎の八名が大多喜藩(現千葉県夷隅郡大多喜町)に立願、寺津村地先に同六年築立、古居新田と命名した。開発にあたり、一、完成した新田は、西尾藩領と大多喜藩領に半分ずつ高分け、二、鍬下年季三年、三、開発年月延長の場合は開発権取上げ、の条件が付けられた(古居新田開発御免書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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