古注・古註(読み)こちゅう

精選版 日本国語大辞典 「古注・古註」の意味・読み・例文・類語

こ‐ちゅう【古注・古註】

〘名〙
古人の施した注釈。古い注釈。また、国学成立以前の注釈。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「補注は、昔ありたる古注に又補い添注する心ぞ」
② 中国で、漢代から唐代にかけて経書に施された訓詁上の注釈。宋代以後の新注に対していう。
※大学要略(1630)上「此四字を、〈略〉古注の如く、其ままつづけて一段としてきこゆると、林子も注するぞ」 〔朱子全書‐学六・論解経〕
③ (形動) 古くさいこと。また、そのさま。
日葡辞書(1603‐04)「Cochǔna(コチュウナ) カタギ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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