可中・歌中(読み)かちゅう

精選版 日本国語大辞典 「可中・歌中」の意味・読み・例文・類語

か‐ちゅう【可中・歌中】

〘形動〙
① ひまどるさま。まだるっこしいさま。
浄瑠璃・太平記忠臣講釈(1766)四「アア又物いふに歌中(カチウ)ぢゃあろと」
② のんびりしているさま。きなが。
※浄瑠璃・いろは歌義臣鍪(1764)七「コレ長兵、貴様の苗氏可中(カチウ)じゃが、何と面長な了簡で有うがの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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