可真下村(読み)かましもむら

日本歴史地名大系 「可真下村」の解説

可真下村
かましもむら

[現在地名]熊山町可真下

小野田おのだ川の支流可真川の中流域にあり、東は小瀬木おせぎ村。可真上村とともに古代磐梨いわなし珂磨かま(和名抄)の遺称地で、「延喜式」兵部省に載る珂磨駅の所在地という伝えもある。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)のカマ庄に下村とみえ、寛永備前国絵図では可真下村として高九〇三石余。天保年間の「磐梨郡三組手鑑」では直高一千三三八石余、蔵入と家臣一一名の給地。田高五九七石余・三三町一反余、畑高二九四石余・二五町余、物成合計五一六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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