合物は離れ物(読み)あわせものははなれもの

精選版 日本国語大辞典 「合物は離れ物」の意味・読み・例文・類語

あわせもの【合物】 は=離(はな)れ物(もの)[=離(はな)れる]

  1. 合わせて作った物は、いつかは離れるものだの意。転じて、会った者、縁で結ばれた者は別れる時が来るものだの意に用い、多く男女、夫婦などの仲についていう。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
    1. [初出の実例]「あはせものはなれものとはしりながら猶つらいやな今朝のきぬぎぬ」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android