日本歴史地名大系 「吉野宿村」の解説 吉野宿村よしのじゆくむら 山形県:山形市旧東村山郡地区吉野宿村[現在地名]山形市吉野宿・南志戸田(みなみしとだ)・東志戸田(ひがししとだ)・北志戸田(きたしとだ)・横井(よこい)鮨洗(すしあらい)村の東に位置し、須(す)川東岸平地に立地。正保郷帳に村名がなく、天保郷帳には「鮨洗村枝郷」とみえ、公的には鮨洗村の枝村として扱われた。しかし「最上記」に村名がみえ、寛文・延宝検地高三五一石余。宝永三年(一七〇六)の志戸田村文書に志戸田村の水論の相手として村名がみえ、独立村の扱いを受けている。山形藩領から延享三年(一七四六)下総佐倉藩領、寛延二年(一七四九)肥前島原藩領、安永三年(一七七四)再び佐倉藩領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by