吐出(読み)としゅつ

大辞林 第三版の解説

としゅつ【吐出】

( 名 ) スル
吐き出すこと。 「噴起の際、溶岩、火山屑等-し来り/日本風景論 重昂

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

と‐しゅつ【吐出】

〘名〙 はきだすこと。〔文明本節用集(室町中)〕
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「湯に入りて之を吐出致候」

はき‐だ・す【吐出】

〘他サ五(四)〙
① 口または胃の中にある物をはいて外へ出す。ほき出す。
※日本書紀桃源抄(15C後)「此様に口よりはきたすものを我にくれたぞ」
② 内から外へ出す。比喩的にもいう。
浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)下「雲を呑みこむ大ふく池、月をはき出す月巫山」
③ 心の中にあることを全部しゃべる。また、ことばに出す。
※浄瑠璃・源平武将論(1662)四「われをたれとかおもひかくすいさんの、はき出すぞ」
④ 腹を立て、あるいは相手を軽蔑して乱暴にものを言う。多く「はき出すように」の形で用いる。はきすてる。
末枯(1917)〈久保田万太郎〉「吐きだすやうにいった」
⑤ たくわえている金品を出す。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉八「同時に売払(ハキダ)さんと争ふ程に」
取引所仲買人呑玉(のみぎょく)を市場に建てる。〔取引所用語字彙(1917)〕
⑦ 吐き始める。
[補注]用例中、漢字表記で、読みのついていないものは、「はきいだす」か「はきだす」か明らかではない。

ほき‐だ・す【吐出】

〘他サ五(四)〙 (「はきだす(吐出)」の変化した語) 口に含んでいるものを外に出す。ほきいだす。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦九(1759)信「さし向かひまづほうづきをほき出させ」

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