周尺(読み)しゅうしゃく

精選版 日本国語大辞典 「周尺」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しゃく シウ‥【周尺】

〘名〙 長さの単位一つ中国、周代に用いられた尺で、その長さは六寸(一八・一八センチメートル)あるいは七寸六分(二三・〇三センチメートル)にあたるといわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の周尺の言及

【度量衡】より

…他方,《墨経》にはてこの原理の力学的な議論があって,理論的裏づけもなされた。尺度の用途別の広がりも見られ,春秋末期の魯の国の公輸班が周尺よりも2寸長い魯班尺という木工尺を作った。別に布帛をはかる裁尺もあり,清初では裁尺の9寸が営造尺の1尺に相当した。…

【仏像】より

…これは1丈6尺の略で,常人はその半分の8尺であるとされる。この尺度の基準が現今の曲尺(かねじやく)と同一でないことはいうまでもないが,中国以東の諸国ではこれを周尺(中国南北朝時代の北周で用いられた尺度という)と,唐尺の一種(日本の曲尺に近い長さ)のおよそ2種に置き換えて造像の基準とした形跡がある。前者は後者のおよそ4分の3にあたる。…

※「周尺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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