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単位 たんい unit

翻訳|unit

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単位
たんい
unit

計量の基準に用いられる単位量を指示する語。たとえば身長 165cmとは身長が単位量 1cmの 165倍の長さであることを意味し,cmを単位という。単位はある量を数値で表わすための比較の基準である。

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知恵蔵2015の解説

単位

『国際計量基本用語(ISO)』では、取り決めにより採用され、同一の次元を持つ量を定量的に表すための基準として用いる特定の量、と定義。測定という操作が明確に規定できる場合、量の大きさは単位に対する比の数値によって表現される。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

たん‐い〔‐ヰ〕【単位】

ものの量をはかるための基準として定められた量。ヤード・ポンド・尺・貫・円・ドル・メートル・グラム・アールなど。「単位符号」
物事を数値で表す際に、計算の基になるもの。「億単位の金が動く」「単位面積当たりの収穫」
一定の組織を構成している要素。「家族は社会構成の単位をなす」「グループ単位で行動する」
高校・大学で、進級・卒業の資格を認定するために用いられる学課履修計算の基準。一般に学習時間により決定される。「単位が足りず留年する」
禅宗で、僧堂での座位。座席の上に名札がはってある。

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百科事典マイペディアの解説

単位【たんい】

ある種の量を数値で表すため,比較の基準として用いる大きさが約束された同種の量。量は単位の何倍であるかによって示され,これを知ることを計量という。基本単位誘導単位で単位系が作られ,CGS単位系MKS単位系重力単位系電磁単位系国際単位系(SI)等種々ある。

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世界大百科事典 第2版の解説

たんい【単位 unit】

マルクスの大著《資本論》の初めのところに〈1エレの麻布〉という表現がある。そこにどんな経済学的意味があるのか,また,なぜ麻布が例にあげられるのかは今は問わないが,もう一つの疑問〈エレとは何か〉は,ここでの検討の対象になりうる。エレは,布地などの寸法を測るための〈単位〉の一種だからである。 さて,エレに限らず,メートル,秒,アンペアなどの多種類の単位があるが,それらの意味や機能を考える前に,〈物事を数量的に表現するためのさまざまなことば〉をひとまとめに吟味しておくことにしよう。

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大辞林 第三版の解説

たんい【単位】

長さ・質量・時間など,ある量を数値で表す時,比較の基準となるように大きさを定めた量。メートル・グラム・秒など。
一つの集団・組織などを構成する基本的なひとまとまり。物を量ったり,数値で表したりする時に基準としたひとまとまりの量。 「クラス-で行動する」 「 -面積当たり収量」
高等学校・大学で,学習量を測る基準。
〘仏〙 禅寺で,修行僧各自の座席。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単位
たんい
unit英語
unitフランス語
Einheitドイツ語

物理量を計る場合の基準となる一定量。物理量とは、物や現象のうち、その性質が物理学的に明確で、その大きさを数量で表すことのできるものをいう。計量単位ともいう。物理量は、物理学の体系のなかで長さ、質量、時間などの基本的な量の含まれ方による「次元」dimensionが決まっている。次元とは、当該の量の座標軸に相当し、正負の符号が意味をもつ。たとえば速度vは単位時間T当りの長さLの変化であるから、
  vL/TL1T-1
で、速度vL1T-1の、またはLについて1、Tについて-1の次元ディメンションをもつという。また、面積は長さの2乗(L2)次元をもつ。物理量を計るということは、それと同じ量の一定量を約束して、計ろうとする量の大きさが約束した一定量の何倍であるかを数値で表すことである。この定義された一定量が単位で、量の大きさは、数値に単位をつけて表す。
 物理量に対して、金属の硬さのように、物理的には量の定義が定まっていないが、計る方法や装置を約束して、その大きさを数値で表すものがある。この種の量で、工業上の必要から計るものを工業量という。[小泉袈裟勝]

基本単位と組立単位

単位はどの量にも任意の大きさで約束できる。しかしある少数の、互いに独立な物理量に単位を選べば、ほかの量の単位はこれらを次元により組み合わせることによってつくることができる。この場合、最初に選ばれた単位を「基本単位」、組合せによってつくられた単位を「組立単位」または「誘導単位」という。たとえば、基本単位として長さにメートル(m)、質量にキログラム(kg)、時間に秒(s)をとれば、速度の単位は「メートル毎秒(m/s)」となり、力の単位は「キログラム・メートル毎秒毎秒(kg・m/s2)」となる。後者の場合長くなるので、これを「ニュートン(N)」と約束する。[小泉袈裟勝]

単位の倍数と分数

基本単位と組立単位だけでは、大きさが適当でない場合が生ずるので、単位の倍数や分数の表し方を約束する必要がある。これにはさまざまな方法や習慣があるが、メートル法ではキロやセンチなどの接頭語を単位の頭につける方法をとっている。[小泉袈裟勝]

単位記号

単位を逐一完全に書くのは煩わしいので、単位記号を約束する。メートル法は国際的な単位系であるから、この記号が厳密に定められている。通常は立体の小文字であるが、人名に由来するものは立体の大文字を用いる。たとえばメートルはm、キログラムはkg、ニュートンはNのようにする。しかし人名に由来するものでも単位名を完全に書くときは、たとえばnewtonと小文字で書く。また単位記号には、複数形はとらない。[小泉袈裟勝]

単位系

基本単位を決め、それからいくつかの組立単位をつくると、ここに同族的な単位の系列ができる。これを単位系という。単位系の性格は基本単位のとり方で決まり、通常はこれを示すために基本単位あるいはその記号を並べてよぶが、そのほかの表し方もある。MKS単位系は基本単位に「メートル、キログラム、秒」を、CGS単位系は「センチメートル、グラム、秒」をとったものである。ヤード・ポンド法や尺貫法は、基本単位の名を連ねたものである。重力単位系は質量のかわりに地球重力加速度の下における力をとったものである。
 単位系を特色づけるものに、もう一つ数値の進法がある。メートル法の十進(じっしん)法は18世紀末につくられたものであるが、それ以前の西洋の単位系は古代オリエントの六十進法や、ギリシア・ローマ時代の十二進法の混合したものである。[小泉袈裟勝]

標準

単位は約束されても抽象的な数値だけでは意味がなく、その大きさを現実に示すもの、または方法がなくてはならない。これを標準standardという。とくに基本単位のそれは重要で、組立単位にも関係するから、第一に不変性と安定性、第二にいつでもどこでも実現できる性質つまり再現性、第三に十分高い精度が必要である。各種の単位系が基本的な量として長さ、質量および時間をとっているのは、これらが人類にとって基本的なもので、古くから標準の改良が行われてきているからである。[小泉袈裟勝]

単位系の構成

少数の単位を基本単位とし、これを組み合わせて他の量の単位をつくるということは、すでに古代から行われていた。しかし、単位を定め、制度をつくらなければならない量は、長さ、面積、体積および質量に限られていた。そこでこのような体系や制度を度量衡、英語ではweights and measuresとよび、度のなかには面積を含み、measuresのなかには長さ、面積および体積を含ませている。時間は人類が計り始めた最初の量の一つと考えられるが、地球の自転周期という自然の標準があり、一昼夜の分割も太陽や星の位置に結び付ければよく、そこには1円周360度という自然の標準があった。そのため時間と角度とは度量衡以外の単位が実用されるようになるまで、単位系や制度のなかに組み込まれることはなかった。このような単位が必要になるのは、科学と工業がおこってからなので、ヤード・ポンド法とメートル法以外の単位系には含まれていない。ただ、地球の自転軸が公転軌道面に対して傾いているため、暦は別に定めるのが一般的であった。[小泉袈裟勝]

単位系の種類

(1)尺貫法 尺と貫を基本単位とする日本固有の単位系。その起源は古代中国にあって共通する点は多いが、中国では質量に斤をとっている。
(2)ヤード・ポンド法 ヤードとポンドを基本単位にとったアングロ・サクソン系の単位系。工学用としてはこれに時間の秒が加わり、温度に華氏(かし)度()をとる。起源は古代オリエントのもので、ギリシア、ローマおよびアラビア系の影響が加わっている。
(3)メートル法 1790年、フランスのタレーランCharles-Maurice de Talleyrand-Prigord(1754―1838)の提案により国際統一を目ざしてつくられた単位系で、国際的には1875年のメートル条約により発効した。「すべての時代に、すべての人々に」をスローガンとして、長さには地球子午線の4000万分の1を1メートルとした。
 このようにつくられたメートル法も、度量衡以外の単位が科学や工業の必要から単位系に組み込まれるようになったとき、各種の単位系に分かれた。そのおもなものをあげると、MKS単位系、MKSA単位系、CGS単位系、CGS静電単位系、CGS電磁単位系、ガウスの絶対単位系、重力単位系などである。
(4)国際単位系 メートル法は、本来国際的統一単位系としてつくられたものであるから、前述のようにいくつかの単位系に分かれることははなはだ都合が悪い。そこで1960年の第11回国際度量衡総会において、これらを統一した単位系として決議されたのが国際単位系Systme International d'Unitsである。SIという略称もこのときに決められた。[小泉袈裟勝]
『小泉袈裟勝著『単位の起源事典』(1982・東京書籍) ▽小泉袈裟勝著『単位のおはなし』(1979・日本規格協会) ▽小泉袈裟勝著『続単位のおはなし』(1985・日本規格協会) ▽『JISZ8202 量記号、単位記号及び化学記号』(1985・日本規格協会) ▽『JISZ8203 国際単位系(SI)及びその使い方』(1985・日本規格協会)』

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