咲出(読み)さきいず

精選版 日本国語大辞典 「咲出」の意味・読み・例文・類語

さき‐い・ず ‥いづ【咲出】

〘自ダ下二〙 花が咲きはじめる。さきでる。さきそめる。
万葉(8C後)一四・三五七五「美夜自呂(みやじろ)の州処辺(すかへ)に立てるかほが花な佐吉伊(サキイデ)そね隠(こ)めてしのはむ」

さき‐・ず ‥づ【咲出】

〘自ダ下二〙 「さきいず(咲出)」の変化した語。
書紀(720)大化五年三月・歌謡「本毎に 花は咲けども 何とかも 愛(うつく)し妹が また左枳涅(サキデ)来ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android