すか(読み)スカ

デジタル大辞泉 「すか」の意味・読み・例文・類語

す‐か

《「州処すか」の意という》川岸海岸砂地砂丘
東国俗語すなの集まりて小高きをば、―といふなり」〈仮・東海道名所記・三〉

スカ(ska)

ジャマイカ発祥のポピュラー音楽テンポの速いオフビート特徴。のちにレゲエへと発展した。

すか

物事が予期どおりにならないこと。あてはずれ。「今度のイベントは結局すかだった」
くじなどの、はずれ。
[補説]語源については、「すかたん」の略、「透かす」または「賺す」の語幹からなどの説がある。

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精選版 日本国語大辞典 「すか」の意味・読み・例文・類語

すか

  1. 〘 名詞 〙
  2. 期待が裏切られること。あてはずれ。むだ。
    1. [初出の実例]「イアモどこへいてもすか斗りじゃ」(出典:洒落本・十界和尚話(1798)一)
  3. うそをつくこと。でたらめ。また、見当はずれ。とんちんかん。
    1. [初出の実例]「ぜんたいの、ここが とむねをおしへて すかじゃによって」(出典:洒落本・北華通情(1794))
  4. くじなどのはずれ。

す‐か

  1. 〘 名詞 〙 ( 「州処(すか)」か ) 川や海の水などで堆積(たいせき)した砂地。河海にのぞむ砂地や砂丘。
    1. [初出の実例]「東国の俗語に、沙の集まりて小高きをば、須賀(スカ)といふなり」(出典仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三)

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音楽用語ダス 「すか」の解説

スカ[ska]

'60年代のジャマイカでリズムブルースの影響を受けて生まれた音楽スタイル。2/4拍子が基調ウラを強調したリズム。テンポが速く激しい感じが特徴。レゲエのもとになった。ブルー・ビートとも呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内のすかの言及

【浜】より

…漁村の家はいったいに作業場がほとんどなく,網の修理や漁具の手入れ,あるいは魚の分配や加工などは,共同の作業場である浜が利用された。砂浜を指すことばとしては,ウタ,ナゴ,ヨリアゲ,ユリアゲ,それに関東から東北にかけてスカなどが,古来より使われている。なお,大阪では河岸(かし)のことを浜とよんだ。…

※「すか」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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