唐棣花色の(読み)ハネズイロノ

デジタル大辞泉 「唐棣花色の」の意味・読み・例文・類語

はねずいろ‐の【唐花色の】

[枕]ハネズで染めた色があせやすい意から、「うつろひやすし」に掛かる。
「思はじと言ひてしものを―移ろひやすき吾が心かも」〈・六五七〉

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精選版 日本国語大辞典 「唐棣花色の」の意味・読み・例文・類語

はねずいろ‐の【唐棣花色の】

  1. 唐棣花で染めた色がさめやすいところから、「移ろひやすし」にかかる。
    1. [初出の実例]「思はじと言ひてしものを翼酢色之(はねずいろの)うつろひやすき吾が心かも」(出典万葉集(8C後)四・六五七)

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