喧嘩売(読み)けんかうり

精選版 日本国語大辞典 「喧嘩売」の意味・読み・例文・類語

けんか‐うりケンクヮ‥【喧嘩売】

  1. 〘 名詞 〙 好んで喧嘩をしかけること。また、その人。
    1. [初出の実例]「はやけんくゎになりぬる時、彼喧𠵅売(ケンクウリ)出むかひ」(出典:咄本・百物語(1659)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

世界大百科事典(旧版)内の喧嘩売の言及

【喧嘩】より

…勝海舟の父の勝小吉は小身の旗本だったが,若者だったころ,たいくつだから隣町へ行ってけんかでもしてこようと,仲間とともに隣町へ行ったが,向こうが本気にして刀を抜いたので,けがでもさせてはたいへんだと思って,逃げて帰ったと《夢酔独言》に回想をのべている。 けんかをしたがる者をけんか売りという。けんかをしかけられると買いたがるのはけんか買い。…

※「喧嘩売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む