四斗樽(読み)シトダル

デジタル大辞泉 「四斗樽」の意味・読み・例文・類語

しと‐だる【四斗×樽】

酒などが4斗ほど入る大きな樽。現在ではふつう約3斗2升入りをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「四斗樽」の意味・読み・例文・類語

しと‐だる【四斗樽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 酒などを約四斗(七二リットル)ほど入れることのできる樽。
    1. [初出の実例]「迚の事に縄きり所望 いかに盛久遊覧の時四斗樽も」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第六)
    2. 「鏡を抜いた四斗樽を馬の荷縄に括(くく)って」(出典:土(1910)〈長塚節〉一五)
  3. ( 比喩的に ) 太った者をいう俗語。〔東京語辞典(1917)〕

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世界大百科事典(旧版)内の四斗樽の言及

【斗】より

…尺貫法の廃止に伴い,1959年1月以降法定単位ではない。日本酒の〈四斗樽(しとだる)〉は清酒を4斗入れたことによる。【三宅 史】。…

※「四斗樽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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