化学辞典 第2版 「固体熱分解反応」の解説
固体熱分解反応
コタイネツブンカイハンノウ
thermal decomposition reaction of solid
固体分解反応には,
A(s) → B(s) + C(g),A(s) → B(g) + D(g)
などがある.一般に反応は,(1)誘導期,(2)加速期,(3)終末期,の3段階からなっているが,試料,その前歴,形態などにより,いずれかの段階がなくなり,分解率-時間曲線は変化する.よく知られた反応に,
CaCO3(s) → CaO(s) + CO2(g)
がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報