固体熱分解反応(読み)コタイネツブンカイハンノウ

化学辞典 第2版 「固体熱分解反応」の解説

固体熱分解反応
コタイネツブンカイハンノウ
thermal decomposition reaction of solid

固体分解反応には,

A(s) → B(s) + C(g),A(s) → B(g) + D(g)

などがある.一般に反応は,(1)誘導期,(2)加速期,(3)終末期,の3段階からなっているが,試料,その前歴形態などにより,いずれかの段階がなくなり,分解率-時間曲線は変化する.よく知られた反応に,

CaCO3(s) → CaO(s) + CO2(g)

がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android