化学辞典 第2版 「誘導期」の解説
誘導期
ユウドウキ
induction period
化学反応が起こるとき,しばしば不純物の存在によって目的とする反応が起こりはじめるまでに時間を要することがある.また,自触反応では生成物がある程度生成するまで反応はゆっくり進行する.このような遅れの時間を誘導期という.たとえば,図のように生成量が増加する反応があるとき,t0 を誘導期とよぶことができる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報