在り渡る(読み)アリワタル

デジタル大辞泉 「在り渡る」の意味・読み・例文・類語

あり‐わた・る【在り渡る】

[動ラ四]ある状態のままでいつづける。
「解き衣の恋ひ乱れつつ浮きまさご生きてもあれは―・るかも」〈・二五〇四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「在り渡る」の意味・読み・例文・類語

あり‐わた・る【在渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ずっとそのままの状態で居つづける。
    1. [初出の実例]「行方(ゆくへ)なく安里和多流(アリワタル)ともほととぎす鳴きし渡らばかくやしのはむ」(出典万葉集(8C後)一八・四〇九〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む