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坎児井 カンアルチン

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世界の観光地名がわかる事典の解説

カンアルチン【坎児井】

中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区トルファン(吐魯番)にある、飲用と潅漑(かんがい)用に造られた地下用水路。◇オアシスを潤す独特なもので、「カレーズ」ともいう。特殊な潅漑システムであり、竪井戸、地下水路、出水口によって構成されている。新疆全体には1600本の坎児井があるが、トルファン地区だけでも総延長5000kmに及ぶ1000本の坎児井がある。世界で最も海から遠い、天山山脈の麓に位置する盆地の中央にある。ほかに有名な見どころは、高昌古城、交河古城、ボズクリク千仏洞、蘇公塔、艾丁湖などである。

出典|講談社
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世界大百科事典内の坎児井の言及

【井戸】より

… 集水トンネルの代表は古代ペルシア人が考えだしたイランのカナートである。カナートは西アジアのほか,北アフリカ,中央アジア,イベリア半島,メキシコ,チリなどの乾燥地域で広くみられ,リビア砂漠ではフォガラ,アフガニスタンではカレーズ,中国では坎児井と呼ばれている。これは山麓部で地下水を掘り当てた母井戸の水を,勾配をつけたトンネルで集落や灌漑地まで自然流下で引いてくるものである。…

【カナート】より

…また1926年までテヘランの生活用水は33本のカナートによっていた。カナートはイランから東トルキスタン(新疆)に伝播し(坎児井と呼ばれる),アフガニスタン,西パキスタンにも伝わった。またイラク,シリア,ヨルダン,キプロス,アラビア半島,北アフリカ(フォガラfoggaraと呼ばれる),イベリア半島,東欧諸国,さらにスペイン人によってペルーなど南米にももたらされた。…

【トゥルファン】より

…降雨量が極端に少ないので,天山山脈の雪どけ水を引いてくる水利工事が古くから行われた。漢字で〈坎児井〉と書かれる,カナート(カレーズ)という地下灌漑水路が300あまりも掘られ,近年では15年の歳月をかけて延々と掘られた〈人民大渠〉と呼ばれる運河が雪どけ水をたたえている。また激しい熱風を防ぐために道路の両側などに三重四重に植林した防風林の並木が美しい。…

※「坎児井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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