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盆地 ぼんち basin

翻訳|basin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

盆地
ぼんち
basin

周囲に比べ,盆状にくぼんだ土地。構造盆地浸食盆地に大別される。構造盆地には地溝盆地断層角盆地曲降盆地,台上盆地,中間盆地などがある。日本の盆地の多くは構造盆地である。浸食盆地は軟弱層が差別浸食された結果,形成される。

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デジタル大辞泉の解説

ぼん‐ち【盆地】

周囲を山地によって囲まれた平地。成因により、浸食盆地・断層盆地などに分けられる。

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百科事典マイペディアの解説

盆地【ぼんち】

周囲を比較的高い土地で囲まれた低平な地域。一般に単純な形態の堆積地形をなす。成因や形状により浸食盆地断層盆地,曲降によりできる曲降盆地,大陸塊表面の造陸運動の結果生じる大面積の台上盆地,造山帯内部にあって盆地底が大陸塊に相当する位置にあり比較的大面積を占める中間盆地などに区分される。

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農業関連用語の解説

盆地

周囲を山地、丘陵地等に囲まれた相対的に低く平坦な地域にある農業集落をいう。

出典|農林水産省
※本用語集は、農林水産省ホームページに掲載している農林水産業及び農林水産施策情報等の参考として作成したものです。このため、本用語集中の用語説明は一般的に使われている意味と異なる場合もあります。
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岩石学辞典の解説

盆地

地理学的には窪んだ地形で,周囲の山地に囲まれた低地.層位学的にはすべての地層が中心に向かって厚くなる堆積作用の窪地をいう.構造的には地層が周囲から内部の一中心に向かって放射状に傾斜している構造の凹地で,構造盆地(structural basin)という.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

ぼんち【盆地 basin】

周囲の大部分を山地に囲まれた土地で,地盤が周辺に対し相対的に沈降した結果形成される平地である。周囲の山地から流下する河川は,山麓(盆地縁辺)に扇状地を形成し盆地内で合流する。ときには,盆地中央部に湖沼が形成される(湖盆lake basin)が,日本などの湿潤地域では,周囲の山地中の最低所から排水され,外洋への出口をもっている。しかし,大陸内部の乾燥地帯では,水分の蒸発が激しいため,中央部に塩湖を有する外洋への出口をもたない内陸盆地が数多くみられる。

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大辞林 第三版の解説

ぼんち【盆地】

周囲を高地で囲まれた低平な土地。成因によって、断層盆地・浸食盆地など。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

盆地
ぼんち
basin

周囲をより高い標高の地殻で囲まれた凹地。盆地には、さまざまの形態・規模・位置・成因をもったものがあり、盆地内の起伏の特色も異なっている。盆地といえば、普通、陸上にあるものをさしている。しかし海底のさまざまの深度にあり、形態も異なる凹地は海底盆地(海盆)とよばれている。陸地から運搬される岩屑(がんせつ)が堆積(たいせき)される陸棚付近の凹地を、堆積盆地とよぶことがある。また陸棚から深海底に至る間にある凹地に地名を付して、海盆とよぶこともある。日本列島付近の日本海盆や四国海盆、および北西太平洋海盆、北アメリカ海盆、中央インド洋海盆などはその例である。これらの海盆の形成と形態は、大規模の地殻運動によって制約され、陸棚付近の堆積盆地は、堆積層の荷重による影響を受けて形成されるものと考えられている。日本海やフィリピン海などのような、島弧と大陸の間の縁海付近には大小さまざまの海盆がある。それらの形成年代は、前記の諸大海盆のそれよりもはるかに新しいことが推定されている。縁海付近の海盆の規模は、深海の大海盆のそれに劣る。しかし島弧上にある盆地よりは大きい傾向がある。[有井琢磨]

成因

陸上にある盆地は、形成されたおもな営力(作用)によって、(1)侵食により形成されたもの、(2)地殻運動により形成されたものとに分類できる。
(1)侵食によるもの 侵食盆地には、〔1〕湿潤気候環境下の侵食作用で形成されたもの、〔2〕乾燥気候環境下の風食作用で形成されたもの、〔3〕石灰岩地域のカルスト作用(水による石灰岩の溶解作用)で形成されたものなどが含まれる。〔1〕の型のものとして、ドーム状構造または褶曲(しゅうきょく)背斜部における侵食作用で形成された盆地、および褶曲向斜部に残留した盆地などがある。これらの地形はアパラチア山脈、ロッキー山脈、アルプス山脈などに発達している。〔2〕の型のものとしては、アメリカ南西部やメキシコ西部の内陸にあるボルソンbolsonとよばれる凹地(乾燥盆地)がある。この盆地に流れ込む河川は、末無(すえなし)川となっている場合が多い。この盆地の周縁部は、ペディメントpedimentとよばれる岩石侵食面からなり、中心部付近にはプラヤplayaとよばれる平坦(へいたん)な凹地があるが、ソルト・パンsalt panとよばれる塩分の多い平坦地のこともある。モンゴルのゴビ砂漠(岩石砂漠分布地)には、風食で形成されたパン・キャンang Kiangとよばれる深さ100メートル、直径10キロメートルに及ぶ盆地の存在が知られている。乾燥気候区には、普通深さ1メートル程度、広さ数平方キロメートルに及ぶ凹地があり、これはデフレーション・ホローdeflation hollowとよばれている。この地形の大規模なものは、南アフリカでパンとよばれ、凹地の広さが数百平方メートルから300平方キロメートル、深さ7~10メートルに及ぶものもある。この凹地も侵食盆地の一種といえよう。〔3〕の型としては、ポリエpoljeとよばれるカルスト凹地がある。この地形は、石灰岩が広く分布している旧ユーゴスラビアのスロベニアが模式地とされている。ポリエは石灰岩地域の人間の居住地として重要な場合が多い。
(2)地殻運動によるもの これに属する盆地はテクトニック盆地とよばれ、〔1〕断層盆地、〔2〕褶曲の向斜部にある盆地、〔3〕曲降運動で形成された盆地(曲降盆地)などがある。〔1〕の断層盆地には地溝盆地と傾動盆地(断層角盆地)とがある。地溝盆地は、盆地の両側またはその周囲が断層変位で、相対的に高まって生じた凹地である。日本の中部地方の山間にある諸盆地は地溝性の盆地である。傾動盆地は、その一方側が断層崖(がい)で限られた凹地である。濃尾(のうび)平野や京都府の亀岡(かめおか)盆地、長野県の善光寺平(長野盆地)などはその例である。広域的傾動盆地と地溝盆地群は、アメリカ合衆国西部のベースンアンドレインジ地形区(ネバダ州の大部分、ニュー・メキシコ、アリゾナ、カリフォルニア、オレゴン、アイダホ、ユタ諸州にまたがる)に発達している。これらの盆地群は、南北走向をもつものが多い。オーストリアアルプスを構成しているボヘミア山地、カルク高アルプス山脈、低タウエルン山脈の間には傾動盆地が発達している。〔2〕の褶曲構造の向斜部にある盆地の実例として、パリ盆地をあげることができる。この盆地の東方には、中生界の地層からなって西側に背面を向けるナンシー、ベルダンなどおおよそ四つのケスタcuesta地形があり、それらの最西端の斜層上にパリ盆地がある。オアーズ川、マルヌ川、セーヌ川、ロアール川などはパリ盆地側に向かって求心的に流れ下り、これらの川筋に沿う道路とともに、古来重要な交通・運輸の動脈として知られている。〔3〕の曲降盆地の大規模な実例としては、アフリカのコンゴ、チャド、カラハリなどの諸盆地がある。また、日本の関東平野を含む関東構造盆地(関東テクトニック盆地)の範囲は、房総(ぼうそう)丘陵、三浦半島北部周縁部、関東山地東縁、足尾山地南縁、八溝(やみぞ)山地南縁部などを含んでいる。この盆地は、埼玉県加須(かぞ)市、茨城県南西部付近を中心とした造盆地運動(ネオ・テクトニック運動)で形成された凹地状地形である。この盆地の周縁には、古い段丘面である多摩面相当の地形面が分布し、盆地の中心部に向かって順次、新期の武蔵野(むさしの)面、立川(たちかわ)面相当の段丘面が分布していることが明らかにされている。[有井琢磨]

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