精選版 日本国語大辞典 「城普請」の意味・読み・例文・類語
しろ‐ぶしん【城普請】
- 〘 名詞 〙 城をつくること。築城すること。
- [初出の実例]「総じて城普請急なる時は、外を先にし、緩なる時は、内を先にすることなり」(出典:鈐録(1727)一五)
… 江戸幕府のもとでの普請役動員は開幕直後の江戸城下町建設にあたって大名から役高1000石につき1人の人足(千石夫)を徴したのに始まる。以後連続的に江戸城をはじめ,上方・西国に対する守りとしての彦根城・篠山城・亀山城,大御所家康の居城である駿府城,家康の子息の居城名古屋城・高田城等の築城に大名が動員されているが,こうした城普請を通じて外様大名は幕府の軍役体系に組み込まれていき,一方譜代大名は公儀の普請役負担に対処しうる領知支配の体制(藩体制)を固めていったのである。御手伝普請の労働力は当初はほとんど農民の夫役に結果したとみられるが,現夫の徴発が困難になり,米金で代納される段階になると,賃人足が労働力の主体となった。…
…しかし戦国時代の末期には築城工事が頻繁に大規模に行われるようになったため,人足数が足りなくなり,免除されていた村々にも賦課されるようになる。【池上 裕子】
[近世]
(1)城普請や堤川除(つつみかわよけ)普請などの土木工事における大名,給人(きゆうにん),百姓の役負担。大名は幕府から,給人はそれぞれの主君から領知・知行を給与されていること,百姓は土地を所持し,耕作する権利を認められていることによる負担義務の一つ。…
※「城普請」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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