堪られない(読み)こたえられない

精選版 日本国語大辞典 「堪られない」の意味・読み・例文・類語

こたえ【堪】=られない[=られぬ]

  1. 耐えることができない。我慢ならない。
    1. [初出の実例]「ねるにもおきるにも、身にそふここちこそすれ。かくては、こたへられぬくるしさなれば」(出典:浮世草子・好色貝合(1687)上)
  2. 耐えられないほどよい。たまらなくよい。この上なくよい。
    1. [初出の実例]「ヱヱ、畜生めヱ。新内だナ。こてへられねへ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android