境界域高血圧

栄養・生化学辞典 「境界域高血圧」の解説

境界域高血圧

 高血圧うち比較的正常に近い値であるが,医学的に正常値と区別すべきであるとされる領域血圧

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の境界域高血圧の言及

【血圧】より

…世界保健機関(WHO)の高血圧専門委員会では,〈血圧は,少なくとも2回以上時をかえて,3回以上の測定を行い,その値の平均値が収縮期で160mmHg以上あるいは拡張期で95mmHg以上のときに高血圧とし,収縮期が140mmHg以下でしかも拡張期が90mmHg以下のときを正常血圧とする。この間のときは境界域高血圧〉と決めている。 軽い高血圧では一般に症状はみられないが,長く続くと血管に病変が現れるようになり,これが,脳卒中,冠動脈疾患,心不全,腎不全などの原因となることが明らかにされている。…

【高血圧】より

…1978年世界保健機関(WHO)では,〈2回以上の異なった機会に3回以上血圧を測定し,その平均の値が収縮期血圧160mmHg以上,拡張期血圧95mmHg以上の,少なくともどちらか一方を満足するときを高血圧と呼び,収縮期血圧が140mmHg以下でしかも拡張期血圧が90mmHg以下のときを正常血圧とする。高血圧と正常血圧の中間の場合は境界域高血圧とする〉と定義している。これは一般成人についての定義であるが,実際には年齢なども考慮して決めねばならない。…

※「境界域高血圧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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