墨枯(読み)すみがれ

精選版 日本国語大辞典 「墨枯」の意味・読み・例文・類語

すみ‐がれ【墨枯】

  1. 〘 名詞 〙 筆に含まれた墨液が少なくなって字や絵が消えかかること。墨のかすれること。
    1. [初出の実例]「御硯の水いたく凍りけると見えて、すみがれしたる」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android